せんせいのツメ

ポケモンSVのランクバトルに挑戦するキタカミ地方の社会人トレーナー

【S25 R1904】最終657位 逝け!コノヨザル!戦え大怪獣【ポケモンSVシングル】

 

<はじめに>

 ポケモンSVのランクマッチで初めて最終3桁に残ることができたので,自分への記念として形に残すために記事を書いてみる。

 今期の目標はレート1800。これまでのレギュHは,展開を作るポケモンから剣舞で貫く構築を好んで使ってきた。(ステロ + サイコF → 剣舞壁 → 剣舞)今期も似たような構築でスタートしたがレートが伸びず,「積まずに高火力」が可能なポケモンを検討した。そこで前期の構築記事を読んでいて目にしたのが,以下のタロットさんの記事だった。

【S24シングル 最終825位 R1861】コノヨザル2on2 feat.おまもりキョジオーン【ポケモンSV】 - I'm a dreamer ひそむパワー -

 

<構築コンセプト>

 コノヨザルで命を懸けて2対2にすることで,相手の初手に展開をさせず,火力の高いポケモンで圧をかけていく。ポケモンの数を減らすことで,相手の選択肢を減らすとともに,こちらの選択もシンプルにしていく。

 

<個体紹介>

 コノヨザル@こだわりスカーフ

 参考記事の調整をそのままに育成。以下は元記事の素晴らしい調整。

S:準速スカーフサーフゴー抜き

H:100族をいのちがけで落とす。

A:余り

 

 基本的に初手に出し,命を懸ける。

 対面ではとんぼがえりを押した。がスカーフやタスキ以外の持ち物だったときにはかなりのアドバンテージが取れた。初手のタスキ持ちポケモンは,裏に選出したポケモンの先制技で縛る。

 また,相手の初手が以外のゴーストタイプなら霊テラバーストを撃つ。憤怒の拳よりも初動から威力を出すことができ,の上から対面突破したり,最速が展開阻止のトリックでスカーフ交換会を仕掛けてくる隙に,数的有利を取ったりすることができた。

 初手とんぼがえりでコノヨザルが生き残ったり,裏のゴーストタイプに引かれたときには,裏から再度命を懸けて削ることができる。儚きポケモン

 

 ガチグマ(アカツキ)@とつげきチョッキ

 特性により全てのタイプに命中する先制技を使える裏のポケモン。初めはCS@タスキで使っていたが,相手にするチョッキが化け物すぎたため,チョッキを持たせる調整に切り替えた。低い特防を補いながら,物理特殊の両方と殴り合う。

 フェアリーテラスが生きた場面が多く,流星群やスケショ無効はもちろん,インファやドレパン,けたぐりなどの格闘技のダメージを抑えて返り討ちにしたり,ミラーで真空波を耐えて切り返したりすることができた。

 本構築で唯一の特殊アタッカーだが,特殊1枚でも困らなかった。

 

 セグレイブ@きあいのタスキ

S:最速ブリジュラスを抜けるように最速

 

 先制技を使える裏のポケモン②。タスキで一発耐えながら,巨剣突撃を撃ち込む大怪獣。ドラゴン,氷,地面の技範囲で,相手にテラスを吐かせる性能も抜群だった。

 初手コノヨザルの命懸けをタスキで耐えられた直後に投げると,礫読みの引きが多くあった。交代読みに対して巨剣が突き刺さるとだいぶ気持ちいい。

 ゴーストテラスねこだましやインファ,の神速を透かすなどして,行動回数をさらに1つ伸ばすことができた。

 物理3枚()で選出した際,砂ダメを喰らってしまうので展開の仕方に注意。

 

 バンギラス@こだわりハチマキ

 準速鉢巻バンギラスがかなり強かった。本構築で最も愛情深いポケモン61族のため素早さに振り切ることで,60族までにいる主要な耐久系のポケモンを上から高火力で押し切ることができた。

 を誘う構築だが,一致叩き落とすで残飯の回復ソースを奪う。など天候を操るポケモンがいるときには積極的に出し,天候を書き換えながら高火力を押し付けた。入りにも,悪タイプというだけで圧力をかけられる。

 テラス前は砂嵐で特防を上げることができ,ここぞの飛行テラス地震を透かしたり,4倍弱点の格闘技も半減にできるので,タイミングが大事。

 ストーンエッジは当たる。

 

 ドリュウズ@いのちのたま

S:最速ブリジュラスを抜くために最速

 

 かたやぶりで天然,化けの皮,頑丈,マルチスケイルなどを牽制しながら,珠と剣舞の火力で貫く。電気テラスらに不意の一撃を喰らわせることができ,受けループに入ってくるポケモンが多くいるパーティーを狙って投げることがあった。

 ここまでのポケモンに比べ一発の被弾が痛いため,積極的に投げたポケモンではないが,投げたときにはいてくれてよかったと思えた補完枠だった。バンギと一緒にパーティーに入っているのもエモい。

 

 カイリュー@あつぞこブーツ

 置き物枠。いるだけでまず出さなかった。

 この枠を変えると相手の選出も変わるのが怖くて変えられなかった。

 

<基本選出>

  +  + ( or

 初手コノヨザルが命を懸け,相手が耐えたら先制技持ちを投げる。

 ゴーストタイプに引かれたときは,ガチグマに引いて再始動することが多かった。

 命懸けで倒した場合,次に誰を投げるかは,選出画面や初手の前に考えておくようにしていた。

 

・受けの多い構築(など)

 →  or

 ほぼが初手にきたので,コノヨザルの命懸けで突破していた。

 ドリュウズに電気テラスを切れないときつかった。

 1900目前の試合では,セグレイブの氷柱落とし無限怯ませ編で突破した。

 

<苦手意識のあったポケモン

 自分のプレイングの問題だと思うので,あくまで個人的な印象。

 :前期1位の初手H振りオボンステロ型は,命懸けで落とせずに展開される。

 :初手スカーフでないことをお祈り。セグレイブのテラスやタスキに頼った。

 :ラストに速くて高火力が嫌すぎる。初手スカーフクイタンもかなり困る。

 :火力のあるグラスラが嫌。地震半減になるフィールド展開も地味に。

 :初手タスキがちらつく霊タイプなので,セグレイブから入ることもあった。

 

<あとがき>

 ここまでSVの最高最終レートは1783で,瞬間最高もレギュGで眼鏡と伸ばした1840。毎月4桁前半で終わればいいくらいの結果だったので,レギュH最後に好きなパワー系構築で自己満足の結果が出てよかった。

 今期は1日10戦でレート1800が目標だったが,瞬間最高を超えたくなり1850に達するとさらに欲が出るもので,最終3桁がちらつくようになった。Xでリコピンさんの3桁ボーダー予想を見ると「1886」とのことだったので,年明け1/2にボーダー超えにチャレンジし,目の前にあったレート1900チャレンジにも2度目の挑戦で勝利したため撤退した。

 シーズン1は113,955位というとんでもない出発点だったので,王道な戦い方ではないかもしれないが,今期の着地点に満足できたレギュHだった。